自分で筋肉痛を治す・緩和する

実際に筋肉痛になったらどう対応するか。筋肉痛を早く治すためには基本的に「温める」「血流をよくする」ことが即効性のある対処方法だ。筋肉痛は、筋繊維の損傷と乳酸の蓄積によって起こるので、血流によって残った乳酸を流すと同時に、回復のための栄養を筋肉に着実に届けることが大切です。

血行不良を避けるために、運動後にはジョギングランニングを行おう。これはクールダウンといい、血流を促進する効果がある。運動を急にやめると、運動時に比べて血流が一気に遅くなって乳酸が溜まり、心臓にもよくない。また、静的なストレッチを行うことで、筋肉をほぐして乳酸が一箇所に蓄積するのを防ぐことができる。

入浴も全身に筋肉痛を残さないために効果的だと覚えておこう。近所にスーパー銭湯などがあるのなら、回復にはうってつけだ。電気風呂や岩盤浴で血流促進が期待できるし、特に水風呂を使った「温水→冷水→温水」という温冷療法は非常に効果的だ。プロ選手が練習後にプールで熱いほてりを冷やすのは、血管の収縮と膨張を促し、血流をよくして疲労を緩和するためだ。

冷却によってアイシングの効果を得ることができれば、打撲やむくみを解消することにも繋がる。風呂は湯船で安静にしているだけで楽に和らげられる点で、自分で試みる筋肉痛の解消法として効果は抜群だ。大事な試合の前日などはぜひ試してみよう。